show video detail

劇団四季『アイーダ』の稽古場より
- Published_at:2012-03-16
- Category:Entertainment
- Channel:shikichannel
- tags: 劇団四季, アイーダ, 稽古場, ディズニー
- description: 4月14日(土)から、いよいよ東京アンコール公演が四季劇場[秋]で開幕するミュージカル『アイーダ 愛に生きた王女』。この作品は、今から3000年以上前の古代エジプトを舞台に、ヌビアの王女・アイーダとエジプトの将軍・ラダメスをめぐる宿命の愛の物語です。名高いヴェルディのオペラを元に、『ライオンキング』の大ヒットで勢いに乗るエルトン・ジョンとティム・ライスのコンビが放った傑作ミュージカルは、瞬く間にブロードウェイを席巻。劇団四季では2003年に大阪で初演され、今回は熱烈な支持にお応えしての2度目の東京公演となります。開幕前から高まる期待を超えた舞台をお見せすべく、あざみ野・四季芸術センターでは、連日、熱い稽古が繰り広げられています。 3月16日(金)の稽古では、ヌビア人収容所のシーンの小返し稽古が行われました。エジプトの奴隷となったヌビアの民の下に訪れたアイーダ。彼女を見たヌビアの民は歓喜し、手作りのローブを手渡します。そのローブこそ、自分たちの指導者である王女の証。自分も奴隷の身であるアイーダは固辞しますが、ヌビアの民の想いに打たれ、ついにそのローブを纏う決意をするのです。 物語の転機となる重要なシーンに、ラダメス役のひとり阿久津陽一郎からは、ひとつひとつの動作や心情について細かなアドバイスが送られます。 「劣悪な環境で虐げられ、ゴミのような扱いを受けている中で、自分たちの希望の光が、今まさにここに現れたという状況です。自分の人生を変えてくれる存在が、目の前に現れた。そのことを、情報としてだけでなく、きちんと視覚的に確認してください。アイーダの姿を初めて視界に捕らえた瞬間に湧き上がる自分の気持ちを大事にするように」 「ネヘブカがアイーダへローブを差し出すときは、自分の体ごと差し出してください。アイーダを求めるヌビアの民たちの想いすべてを込めて、まっすぐに逃げることなく。そのネヘブカの覚悟が、アイーダにローブを受け取る決意をさせるのです」 「地面を踏み鳴らすのは、祖国の音、大地の音を鳴らしているのです。この音によって、アイーダに王女として覚醒してほしいと願う。決しておどかすのではなく、アイーダに現実をつきつけ、心に迫っていくように。差し出す手にも、すべて意味を込めて」 「ローブを渡すことは、王位戴冠の儀式です。ローブをまとうことで、眠っていたヌビアの王女が覚醒し、新たな指導者として誕生する。その瞬間に立ち会える法悦、栄誉をしっかりと感じてください」 脚本・演出に込められた意味と言葉を稽古によって体に染み込ませ、舞台からお客様にしっかりとお届けするため、俳優たちは時間も忘れて額に汗を流しています。これからも、随時稽古場の様子をレポートしていきますので、どうぞお楽しみに!
ranked in date | views | likes | Comments | ranked in country (#position) |
---|---|---|---|---|
2012-03-20 | 10,160 | 35 | 1 |
(![]() |