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バーベキューの火で生徒死亡 「短時間で焼こう」と教師が消毒アルコール
- Published_at:2023-06-08
- Category:News & Politics
- Channel:FNNプライムオンライン
- tags: ニュース NEWS FNN FNNプライムオンライン フジテレビ フジテレビジョン FujiTelevision
- description: バーベキューの火が服に燃え移り、18歳の男子生徒が死亡した。 火を強めるために使われたのは、消毒用アルコール。 その危険性を検証した。 夏を前に、バーベキュー気分が盛り上がる季節。 ただし、火の扱いには十分な注意が必要。 福岡・柳川市の「ハリウッドワールド美容専門学校」で、18歳の男性生徒が死亡する事故が発生。 原因は、バーベキューの火が服に燃え移ったことによるものだった。 学校の敷地内にある場所では、毎年、先生と生徒の交流を深めるバーベキューが行われていたという。 コロナ禍前の2019年に学校で開かれたバーベキューの映像。 多くの生徒がコンロの周りを囲んでいるのがわかる。 学校は5月24日、伝統行事としてきたバーベキューを開催。 学校側によると、およそ500人が参加し、会場には12台のコンロを設置したという。 事故の引き金となったのは、コロナ禍で必需品となった手の消毒用アルコールと、教師による危険な行動だった。 学校側は、火が付きやすくするため、あらかじめ炭に消毒用アルコールをかけていた。 やがて、コンロのうち1台の火が消えそうになったことから、教師が炭に消毒用アルコールを追加。 すると、「ボン」という音を立てて青い火が燃え広がり、18歳から20歳までの男性生徒4人の衣服などに燃え移ったという。 福島・郡山市が公開した検証映像。 火が付いたろうそくに消毒液をかけると、大きな音を立てて、赤と青の炎が燃え広がった。 やけどを負った4人のうち、18歳の男子生徒が入院。 6日になり容体が急変し、死亡した。 警察は、業務上過失致死傷の疑いで捜査。 古賀郁学園長は、バーベキューに消毒用アルコールを使用した理由を、「熱中症などを防ぐため、短時間で焼こうとした。アルコールを使ったのは今回が初めてだった」と説明した。 バーベキュー中に起きた痛ましい事故。 炭にアルコールを混ぜると、どのような危険が生じるのか。 専門家立ち会いのもと、安全な距離をとって検証した。 ドラム缶の中を見ると、アルコールにより燃えた火は、そこまで大きくないように見える。 しかし、その見た目にこそ危険が潜んでいると専門家は指摘する。 日本防火技術者協会・鈴木弘昭理事「火が消えていると思ってやってしまう?)炎は見えないんです。だけど熱は出ているんです。アルコールはすごく揮発しやすくて、かけている液体の周りにガスがたくさん出ている。そのガスに火がつくので、炎がわっと出ます。すごく危険です」 都内にあるバーベキュー会場では、着火や火の調整などの全てをスタッフが担っているといいう。 THE BBQ BEACH in TOYOSU「お客さまによっては、途中で火を強めたいからアルコールを追加したような動作をする場合もあるが、店内巡回をしているので、火力を強くしたいというご注文があれば、こちらで炭の追加などを行う」 これから本格化するバーベキューシーズン。 安全に楽しむため、火の扱いには十分な注意が必要。 FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/
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