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令和2年4月5日 東京都新型コロナウイルス感染症最新情報 ~小池都知事から都民の皆様へ~<アーカイブ版>
- Published_at:2020-04-05
- Category:Education
- Channel:tokyo
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- description: <概要>(口述筆記ではありません) こちらは新宿東京都庁。都知事の小池です。 4月3日から、ほぼ毎日、18時45分から新型コロナウイルスに関します感染者の数や関係情報など、様々な情報をお届けするために「東京都新型コロナウイルス感染症 最新情報」のライブ放送を始めました。毎週金曜日には英語でも放送いたします。 東京都のホームページのサイト「東京動画」をベースといたしまして、私自身がライブで配信を行ってまいります。 新型コロナウイルスを「正しく恐れる」ため、都民の皆様の不安を解消して、一日も早く平穏な日常を取り戻すためにも、様々な手段で皆様方に、迅速に情報をお届けしてまいります。 さて、昨日、118件の感染者が確認されました。都内で初めての3桁、感染者が100名を超えております。 新型コロナウイルス感染症の最新の状況をまとめておきます。 昨日、土曜日の時点で陽性者数が118名、うち濃厚接触者36名、海外渡航歴のある方1名、そして、その他調査中81名、でございました。 そして、今日、18時の時点でございますけれども、陽性者数143名、うち濃厚接触者47名、海外渡航歴のある方が4名、そして、その他調査中という方々が92名、となっております。 本日も、昨日の感染者をはるかに超える140名以上の感染者の数となりました。感染源が分からない方が増えている点、院内感染がさらに出てきている点、こちらも大変に気になるところでございます。 今日は、厚生労働省のクラスター対策班で感染状況を分析しておられます北海道大学大学院の教授、西浦博先生にお越しいただいております。 【知事】こんばんは。よろしくお願いいたします。 【西浦先生】よろしくお願いします。 【知事】先生、143人、昨日が118名でございますけれども、この数字をどう分析されますか 【西浦先生】そうですね、依然として増加傾向が続いていて、特に50代よりも若い人たちで100名を超えています。特に、20代と30代を足して70名と若い人たちが多くて、そしてリンクの追えない人たちが少しずつ増えていることが大変気になっています。 【知事】感染爆発重大局面ということで何度もお伝えしているんですが、よくオーバーシュートという言葉が使われます、この状況はオーバーシュートと言えるんでしょうか。 【西浦先生】今の時点では、感染者数が倍増するまでにちょうど5日間がかかっています。欧米でのオーバーシュートは、2日~3日に一度倍増するというペースなので、それよりも遅いのですけれども、確実に指数関数的に感染者数が増加しているようです。 【知事】さて、そういう中で都民の皆さんにさらにお気を付けいただくこともたくさんあるかと思いますけれども、西浦先生のほうから一言いただけますでしょうか。 【西浦先生】はい、今回孤発例と言って、リンクの追えない感染者の方というのが、また夜の街ですね、夜間から早朝にかけて開かれている接待飲食業の場所で暴露した人たちがいると思いますので、引き続き皆さんにおかれましては夜の街で、できるだけこれから新しい入学があったり異動があったりで歓迎会で飲み会の機会もあるかもしれないと思うんですけれども、できるだけ接触を控えていただくようご協力をいただければと思います。 【知事】ありがとうございます。北海道大学大学院の西浦教授からお話を伺いました。ありがとうございました。 皆さん、現時点で、都内の医療体制についてですが、一言で申し上げますと、しっかり確保されております。 本日時点で、都内病院で約1000床の確保ができていおります。 一方で、医療現場では、人手不足による負担が大変になっております。そして、その負担を軽減する、ということで、あさって7日の火曜日から順次、軽症者の方には、今おられる病院から、ホテル等の宿泊施設にご移動いただく、ということであります。そして、より重症の方が、これによって病床を利用できるようになる、ということであります。 また、多くの患者さんが発生した場合に、受入・搬送が円滑に進みますように、感染症医療の専門家や災害医療コーディネーター等からなります調整本部を新たに設置いたします。 それから外来診療についてでございますが、都医師会と連携して、かかりつけ医が皆さんからのご相談に対応してくださる。それから「新型コロナ外来」を設置する医療機関での受診に直接つなげる体制も構築いたしまして、現在77か所あります「新型コロナ外来」の拡充を図っていまいります。 さて、明日から1週間がまた始まります。企業や事業主の皆様方には、テレワークへのご協力を重ねてお願いしたいと思います。 時間や場所にとらわれずに、柔軟に仕事ができるテレワークです。感染症等の拡大を防いで、事業継続を図るための危機管理対策としても有効であります。 この新型コロナウイルスによります、感染症への対応の機会を捉えて、テレワークの導入を加速させてていただきたい思います。 テレワークの導入拡大を図っておられる中堅、そして中小企業に対しては、事業継続緊急対策助成金を用意しております。これは、感染症拡大防止対策としてのテレワークを導入された場合、その機器やそれからソフトウエア等の導入経費を助成する、というものでありまして、すでに応募いただいている企業の数が、想定の倍どころではありません、20倍を超えています。中小、零細企業の皆さんもこのようにテレワークを始めておられます。 また、テレワーク導入モデル体験事業も準備しております。テレワーク導入を検討しておられる中堅・中小企業等を対象としまして、テレワークを体験できる機器の無償貸与、これによって、テレワークのメリットや効果を体験できる機会を提供する、というものであります。 もっとも、テレワークなんてうちじゃできないよ、そんな職種じゃないよ、という方もいらっしゃると思いますけれども、企業や経営者の皆様、このような制度の活用も、ぜひこの機会、コロナウイルスを克服するためにも、ご検討いただいて、ぜひともテレワークの推進に本気で、ご協力をお願いいたします。 さて、今日、日曜日、この後も夜の外出はお控えいただく、皆様には、ご自宅でお過ごしいただくようにお願いいたします。 今の(世界の)キーワード「おウチにいましょう=Stay at Home」です。 皆さん一人ひとりの行動がコロナウイルスの流行抑制には欠かせない、そしてまた、今週末は、感染拡大の防止に向けて、多くの商業施設や飲食店が営業を自粛するなど、企業や経営者の皆様方にもご協力をいただいております。感謝申し上げます。 改めて申し上げますが、不要不急の外出、特に夜間の外出はお控えくださいますよう、お願いいたします。強くお願いいたします。 そして、政府による「緊急事態宣言」によって、法的な裏づけをもって感染症拡大防止の政策が実施できるようになります。 政府には迅速で適切な判断を下されることを確信しています。 もう一度申し上げます。命がかかわっています。何とかこの感染拡大を抑えたい。そして、この認識を皆様と共有して、一丸となって難局を乗り越えるべく、皆様お一人お一人のご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。 The English version of this latest information from the Tokyo Metropolitan Government will be aired every Friday evening from 7:15. 皆様ご視聴ありがとうございました。
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